バスケットボールは習慣のスポーツとも呼ばれ、練習は嘘をつかないというのは間違いない事実です。
ただし、練習をたくさんすれば必ず良い結果がでるかどうかはまた別の問題だと考えています。
良い結果を出すためには、良い努力・練習を習慣にしなければなりません。
私の中学生の頃の話になりますが、
シューティングの練習を繰り返して、シュートを打てば打つほど上手くなると信じていました。
実際に、朝は暗いうちから朝練に行って200本近く打ち込む。
部活で100本近く打ち込む。
部活から帰って、家のリングで400~500本近く打ち込む。
相当な本数を打ち込んでいました。
習慣を始めてから、ある程度の確率は上がってくるのですが、入るときもあれば入らないときもあり、成長が止まってしまうような感覚になりました。
その後、シュート指導の得意なコーチと出会い、新しいアプローチを試しました。
適切なフォームを身につけて、それを習慣化することで、正しい動作を安定して再現できるようになり、そこから確率がどんどん上がっていきました。
動作は約2万回繰り返すことで身に付くということが科学的にもわかっており、毎日の練習・習慣は嘘をつきません。
これは間違ったフォーム(理にかなっていない)も安定して再現してしまうということも意味しています。
間違った箸の使い方で、食事をとる習慣があると、大人になるまで間違った箸の使い方をします。
頑張ることや努力をすることが重要なのは間違いないですが、どのように頑張るのかも重要であることに気がつく必要があります。
動作が安定せず、再現性の低く左右に曲がるようなフォームを何度練習しても、シュートはなかなか上手くなっていきません。
努力の方向が正しいのか?間違っているのか?
また努力はしているけどなかなか成果に結びつかない。
そのような選手は客観的に見ることができるシューティングコーチの指導を受けるべきだと考えています。
コーチに努力の仕方の方向づけを手伝ってもらい、努力を継続して成長していく。これを繰り返すことで、最も早く成長していくことができます。