バスケットボールはどんなスポーツですか?
と聞かれたら、なんと答えるだろうか?
私たちは、『確率』のスポーツであると答えます。
バスケットボールは他の競技に比べ、シュート本数が多く、
実力が拮抗してくると、オフェンス回数はお互いに同じような回数になってきます。
(スティールやミス、リバウンド数が同じなら。)
そもそもバスケットはリングにボールを通過させ、その得点を競う競技であり、どんなにいいパスをしたり、ドライブをしても、シュートが入らなければ勝ちにはつなががりません。
反対にシュートを高い確率で決められる選手はディフェンスにとっては脅威になります。
また、バスケットボールのゲームにおける判断の良し悪しは確率を元にしています。例えば、60%の成功確率をもつシューターと15%の成功確率をもつシューターが同時にノーマークだったとしたら、どちらにパスを出すのが良い判断でしょうか?
例からもわかるように、バスケットの試合においてはシュートの確率が判断の大きな基準となっています。
そして、数十年前はセンターはゴール下だけ、ガードはゲームコントロールを中心に、というようなポジション毎にシュートの重要度は異なる場面が多かったですが、現代のバスケットボールではガードもフォワードもセンターも長距離のシュートが求められる時代になってきています。
(具体的に、NBAでのデータを見てみると、2008-2009シーズンに3ポイントシュートを100本以上打ったセンターは6人だったのに対し、18-19シーズンは22人と大きく増えていることがわかります。)
そういった流れからも、『シュートの確率』は選手の評価を大きく左右すると言えます。
以上のことから、私は『シュート』のスキルがバスケットにおいて最も重要なスキルであると考えています。そのため、このスキルを時間をかけて研究してきました。