シュートの正確性

シュート分析

GRITのコーチ岡崎です。
これまで6年間、育成年代の選手たちにバスケットボールコーチとして、バスケットボール教室を600回以上開催、400人以上の選手のコーチやレッスンを行ってきました。

バスケットボールにおけるシュートは繊細である。これが本当なのか、実際に数字で見てみましょう。
リングの高さは305cm、リングの直径は45cm。7号のボールは直径24.5cmです。


①この数字から、真上からボールを落としたとしても、リングに同時に2つのボールは入らないということがわかります。


実際のシュートは、リングに対して角度がついてボールが飛んできます。

②60°、③45°、④30°
でリングに飛んで行った場合の許容範囲について数字で見てみましょう。(左右のずれが無いものと仮定します。)


②60°の場合
許容範囲は16.7cmとなりますボール半個ずれても入ることがわかります。


③45°の場合
許容範囲は10.3cmとなり、ボール半個ずれるとリングに当たってしまいます。


④30°の場合
許容範囲なし。必ずリングに当たってしまうことがわかります。

上記のように数字で見ると、かなり正確にボールをコントロールしなければシュートの確率は上がらないことがわかります。(ちなみに60°の放物線というのは感覚的にはかなり高く、この軌道でうっている選手はかなり少ないです。)
バスケットボールの遠距離のシュートというのは他のスポーツにおけるダイナミックな動きのあるシュートとは大きく異なり、ダーツや射撃といったような動作の正確性と再現性が求められるものになります。そのため、動作はできるだけコンパクトにする必要があります。

どうすれば正確なシュートが打てるのか、また今回の続きとして理想的な放物線の角度なども次回以降解説していきます。

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