シュートスキルへのこだわり

コーチ岡崎です。まだサービスとして確立はしていませんが、このホームページ運営の意味について考えてみます。

バスケットボールにおけるシュートは、意外にも多くの選手の課題です。しかしながら、チーム練習ではシュートの全体練習をすることはあっても、一人一人に向き合って時間を割くことはできない現状があります。コーチが一人に5分をかけるとしても10人の選手がいれば、これだけで50分は必要となり、シュート以外の練習ができなくなるからです。これは、初心者が多い地域のチームだけではなく、全国大会に出るような強豪校のチームやその監督に聞いても出る悩みでもあります。

また、現代のバスケットボールにおいてシュートの価値は高まり、シュートスキルの必要性も増してきています。ガード、フォワード、センターにもシュートのスキルは求められており、シュートの上手い選手が評価されているという現状があります。

そして、バスケットボールはスペースをどのように活用するかが鍵となる競技です。パスやドリブルスキルがいくら上手くても、シュートがなければ自分のマッチアップマンに距離をあけられ、ドライブもしにくく、スクリーンなどのコンビネーションプレーも機能せず、周りもオープンになりにくく、パスもできません。シュートがあることで、マッチアップマンがプレッシャーをかけてくる。そのため、ドライブやボールマンスクリーンプレーがより有効に機能しはじめる。シュートスキルは、身体能力やシュート以外のスキルの向上に合わせて高めていく必要があるのは明確です。

そこで私は、シュートに関する悩みを持つ一人ひとりの選手にフォーカスし、フォームを改善していくサービスを立ち上げることを考えました。

これが選手個人の課題解決だけでなく、所属しているチームの成長にもつながると考えています。

このサービスを通して、選手には自分でフォームを構築し、修正していく力を身に付けることを1番の目的としています。
これは、バスケットボール競技のルールとして、中学生以降は、3m5cmのリングに7号球(女子は6号)を扱っていく必要があります。育成年代の選手にとって、身長や筋力などが日々変化していくなかで調整する力を身につけることは重要なスキルです。

また、成長過程において急にスランプになる選手も多くいます。例えば、中学時代はシュートが得意だったが、高校で入らなくなったケースや、小学校でうまかったけど中学では実力を発揮できないといったケースなどです。

私たちは各選手の体の気づきと身体のイメージが実際の動きにどのように反映されているのかを自分自身に把握してもらう必要があると感じています。独自のカリキュラムを構築し、実際の指導現場では自分のシュートの動画そして動作解析のシステムを使って選手に視覚的な情報で客観的にわかるような指導を行っていきます。

シュートを鍛えるこれは日本のバスケットボール界のレベルを上げることにも大きくつながると考えています。日本のバスケットボールの代表戦においてシュートが課題の1つでもあるということが挙げられていました。

私は、人生においてかなりの時間をバスケットボールに捧げてきました。自分の経験でもありますし、育成現場で様々な選手を見ていく中で、練習量を増やせば、身体能力が学年・年齢を重ねるごとに上がっていきます。しかしその中で自分が通用しなくなる瞬間というのが訪れます。それは身体能力に頼ってプレイをしている、それだけでは上の学年の選手に勝てなかったり自分より大きくて動ける選手に勝てない。このような場面を多く見てきました。

バスケットボールの競技の特性としてスペースをうまく使うことが、オフェンスの成功には欠かせない要素になります。このスペースというのは選手のシュートが前提にあります。シュートがない選手というのはディフェンスにとっては、脅威にならないため距離をあけて守り、他の選手が使うスペースを潰す(ヘルプする)ことができます。

ボールマンのディフェンスが離して守ってくると、シュートを打つしかないというような選択になることが多く、駆け引きもうまれにくいため、ゲームが面白いと感じられないのではないでしょうか。シュート力があることでドライブやボールマンスクリーンなどのコンビネーションプレーなどに繋がります。

なので私はこのシュートスキルを多くの選手に身に付けるための指導を行い、自身の成長を加速させ、バスケットボールがより面白いと感じられるように導いていきたいと考えています。

コメント